（2）ハンドオフ・モードB1

通信結果のシーケンス・ダイアグラムを図5.2.3−2に示す。また、この送受信記録の解析結果を付録Cに示す。

ハンドオフ承認後に、発生したイベントを以下に列記する。

?新リンク側へのパケット転送を開始。

?順序番号0のデータを受領する前に4番のデータを受信したため、パケットの抜けを検出して、0番のデータからの再送信を要求。

?順序番号0〜6のデータを再送信。

?受信局側でユーザ・データ（10パケット分）を受信。

解析の結果、このモードでは、先発パケットの未送達により、パケットの抜けや追い越しと同様の状態となったが、パケットの再送信により回復された。また、コネクション。リセット等の通信障害は検出されなかった。

（3）ハンドオフ・モードB2

通信結果のシーケンス・ダイアグラムを図5.2.3−3に示す。また、この送受信記録の解析結果を付録Cに示す。

ハンドオフ承認後に、発生したイベントを以下に列記する。

?旧リンクの再送信不成功あるいは旧リンク断の通知を受領。

?新リンク側へのパケット転送を開始。

?順序番号0のデータを受領する前に4番のデータを受信したため、パケットの抜けを検出して、0番のデータからの再送信を要求。

?順序番号0〜6のデータを再送信。

?受信局側でユーザ・データ（10パケット分）を受信。解析の結果、このモードでは、上記の（2）と同様にパケットの再送信が起こったが、コネクション・リセット等の通信障害は、検出されなかった。

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